<Affinity Designer, Pixelmator Pro>
データビジュアライゼーションの授業で、難民をアイソタイプで可視化するという課題が出た時の作品。アイソタイプは簡単にいうと、単純な記号を使って非言語的に情報伝達する方法。統計データを分かりやすく民衆に伝えようとしたことから始まったとされる(要出典)。
データ収集からのデザイン
まずは、表現するデータがなければ始まらない。真っ先に思い浮かべたのは、ウクライナ難民である。しかし、最近なゆえ表現できるデータ不足に陥った。そして、戦争難民に焦点を絞り、テーマをイラク戦争の難民の増加に決めた。
テーマが決まれば、次は表現方法の模索である。Pinterestでアイソタイプの参考を探して、どのようなものか見定めていく。こちら↓ が実際にまとめたピンたち
そして、ピンのデザインを参考にしつつ最初にできたアイソタイプがこちら。
個人的には気に入っていたが、教員から4つのフィードバックを受けた。
1. 半分か全体のピクトグラムを使う
2. 年を省略しない
3. 2列で10個のピクトグラムを1つのグループにする。大人と子供を分けない
4. 大人と子供で色の違いをつける
「1. 半分か全体のピクトグラムを使う」に関しては、他の作品はもっと細かいピクトグラムも使っているので納得できなかったが、それは今回のように大量のピクトグラムが並んでいる場合じゃなかった。
「2. 年を省略しない」も、省略してる作品があったからこそ見習ったのだ。なのに、あろうことか教員は年を月と見間違えたという。たしかに、今回は8項目のうち6項目が12以下になっている。参考にしたデザインを見ると、全て12より上の数字になっている。
脳死で参考するべからず
以上のことを修正した結果できたのが冒頭の作品である。期せずして、戦闘機の形とピクトグラムの配置が似通っていることに、書きながら気づいた。
この課題を通して学んだことは、何も考えずにそれっぽいからという理由で参考のデザインをパクる危険性である。今回は、ピクトグラムの数・年の違いといったデータが変われば、パクったデザインが機能しないことが分かった。パクるのはいいが、その前に自分の文脈においてちゃんと機能するかどうかを頭の片隅に入れておきたいものである。
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