海の日水質調査:pH濃度は近海なら大差ない

 7月の第3月曜日といえば海の日。福岡の海岸には何を勘違いしているのか、単に海で遊んでボーっと生きている人ばかり。そして、ここにも何を勘違いしてか、海水浴場でph調査に来た人が一人。てか、そもそも海の日とはなんなのか?祝日追加するために、適当に名前付けただけなんじゃないの?いやぁ、さすがにそんなことはないでしょ。

海の日に乾杯


海の日

 海の日はもともと7月20日だった。それは1876年:明治9年に明治天皇が「明治丸」に乗って青森から函館を経由して横浜に到着された日であった。それがなぜ記念になったのかというと、天皇が初めて民間の船に乗船したことで、航海に不安がっていた国民の皆さんも海運や船旅を利用するような契機になったからである。そして、65年後の1941年に7月20日が「海の記念日」として定められたのであった。今さら感が半端ないですけど。

 さらに今さら感が半端ないことに、120年後の1996年に7月20日が「海の日」として国民の祝日に制定された。もし、天皇が7月じゃなくて冬に横浜に帰還してたら、冬に海の日があるのかよってなる。多分、そうだったら別のそれっぽい出来事をひっぱってきてたんだろな。

 最終的に、ハッピーマンデーの効力によって、7月の第三月曜日が海の日になった。もう説明するのも、説明読む側もめんどくなってきたと思うので割愛する。ググってほしい。

 要するに、今の海の日はただの休日であって、海の日ではないのである。だから、海の日に海に遊びに行く人は、「海の日を海の日と勘違いしている」&「海の日を海に行く日と勘違いしている」の2重勘違いをしてしまっているのだ。あー、もう何が何だか。


水質調査

準備

 水質調査をしたといいつつも、水質調査など一度もしたことがなく、思い立ってから「調べる・身近な環境」という本を図書館から借りて読んだだけである。pHとTDSが手軽に測れそうだったので、まずは上記のpHメーターとTDSメーターを試してみることにした。TDSメーターに水温計がついてるけど、事前実験で全然測れてる気がしないので諦めた。精製水を用いてPHメーターの校正をして準備はできた。


1st. 恋の浦海岸

人が少ない穴場スポットであった。水質も見た感じよさそうである。

pH: 8.54

ppm(TDS): -----

TDSメーターは海水ではオーバーフローして使えないことが分かった。

いや、事前に調べておけよ...


2nd. 宮地浜海水浴場

ウィンドサーファーが多数おり、ややにぎわっていた。

pH: 8.60


3rd. 新宮海水浴場

広い砂浜が広がるわりに人がすくなかった。

pH:8.57


4th. 百道浜海水浴場


言わずと知れた百道浜海水浴場。欲情している男女でごったがえしている。

pH: 8.60



調査結果

よくわからん

 水質調査といいつつ、pH濃度しか測ってないし、そもそも計測したpH濃度が信頼できる値なのか分からない。また、一つの海水浴場につき1サンプルしか計測していない。いい加減な水質調査であった。より多様な指標と精度の高い計測をしていかなければならない。

 実感としては、人が多い海水浴場はpH濃度が高く、人が少ない海水浴場はpH濃度は低かった。人が多い、つまり都市に近いというのが関係しているのか。どうなんだろう。

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